天然と計算のあいだ。
自分らしく、いこうよ。

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『恋火』番外編
今回も素敵に反響が大きいです。

Wあやせの片割れ彩世でございます。



またしてもいきなり始まった少年と彼女の続編『恋思』。

書く気になったのも綾瀬ちゃんが素敵な彼女のお話を書いてくれたことと

読んでくれる皆様のおかげです。

本当にありがとうございます。

この作品は二つの視点で書くことにより完成するようです。

柴犬少年は皆様に温かく受け入れられたようで嬉しく思っています。

2回目ですがこの恥ずかしさは慣れることは出来ないようです。

「恋思」は二人の思いのすれ違いが出てたかなぁと思うのですがどうでしょう。



前回のこの緊急企画ではブログ・ぶろんちゅの輪が広がったと勝手に思っております。

普段はどちらか一方しか見ない方々がこの企画でいろんなブログを見てもらえる。

今回もそういう感じにしませんか?

外伝書いてくれる方がいらっしゃればいいなぁとちょっと思っております。

あ、ちなみに匠がまたしても外伝書いてくれるそうですよ!

皆様注目ですっ!!

もし、外伝ちょっとでも書きたいなぁと思って頂ければコメントでお知らせ頂けると嬉しいです。


では、まだ読んでない貴方に。


「恋思 彼女視点」

「恋思 少年視点」


そして、『黄色い剃刀』の由子さんが「恋火」「恋思」し刺激されてご自身のお話を書いてくれたそうです。


『花唄』



さて、この「恋火」「恋思」続編は書くかもしれませんが予定は立っておりません。

Wあやせはとっても気まぐれ。

ただ、皆様の続編希望が多ければ書く確率は高くなることでしょう。



あぁ、今回は私やられてしまいました。

何にって不良少年に(笑)

いいから読んできてください。

というか、絶対読めと言いたい。

そして、ランキング思いっきり殴りつけてコメント残してくれ!!

あの子から平穏無事なブログ生活を奪ってやってくれ!!!(笑)

とにかく、行ってこーいっ!!!


ねこまたまめことにらめっこ』のyumiちゃんが書く


「もう一つの恋火」

「もう一つの恋火 サブストーリー前編」

「もう一つの恋火 サブストーリー後編」


で、折角なので


「恋火 少年視点」

「恋火 彼女視点」


後半はyumiちゃんのせいで勢いで書いてしまった恋火番外編。

「恋火」「もう一つの恋火・サブストーリー」を読まなければ楽しめないと思います。



 


 好きな人が自分を見るとき。
やっぱり自分の良い部分を見てもらいたいと思うのだ。

 
 好きな人と出かけるとき。
やっぱり格好良い自分でいたいと思うのだ。





恋火―――番外編




『じゃあ、明日ね』


「楽しみにしてます」


 
 この電話が確か3時間前。彼女から花火に誘われた。俺が。
嬉しくて誇らしくてどうしようもなく浮かれた。
思い出すだけで、明日を思うだけで、どうしようもなく顔が緩む。


 そして、はっとしたのが1時間前。
彼女に良く見られるにはどうすればいいだろう。
服装はいつものままでいいのだろうか。
何か、気の利いたことが出来るのだろうか。


 ……これじゃあ、恋する乙女のようだ。
恋はしているが乙女じゃない。
要するに、相手に良く見られたいのは男も女も一緒ってことだ。



 当日、12時近く。
やっぱりあの人に頼るしかないのか。気が滅入る。
とりあえず、気合いを入れなければ。すぅ、と深呼吸して携帯の発信ボタンを押す。


 すぐに相手は出た。まだ、こっちは気持ちの準備が出来ていないのに。



『弟よ。このステキで無敵なお兄様に何の用だい?』

「……………………。」



 やっぱり相談する相手を間違っただろうか。
いつもこの人に電話をすると、この出方だから反応に困る。
そういえば、この前帰って来たときに勝手に俺の携帯に「ステキで無敵なお兄様」と登録していた。
まぁ、すぐに消したが。



「……兄さん、お願いだからその電話の出方やめて。いつも反応に困るから」



 本当にやめて欲しい。切実にやめてくれと説きたくなる。
本題を忘れて話しそうになるから厄介だ。絶対ヤツはこの反応を楽しんでいるに違いない。



『で、何の用だ?』



 どうやら今日は普通の会話をしてくれるらしい。
そう悟って、とりあえず差し障りのない話をする。
最近の家族のこととか、夏休みのこととか、そういう他愛もない話。
あぁ、どうやって切り出せばいいものか。



 『どうした。何か気になることでもあるのか?』


 
 この人は本当に勘が鋭い。
まぁ、いいきっかけだし、やっと元々の目的を言えそうだ。


「今日は兄さんの住んでるマンションの近くで大きな花火大会があるじゃん」

『ああ、あるな』

「その花火大会に俺も行くんだけど、実は…その、さ。……俺の好きな人から奇跡的に誘いが来たんだよ……」

『ほう。我が弟にもついに遅ればせながら春が来たか。で、それに何か問題があるのか?』

「問題という問題は無いんだけど……その、服装とかどうすればいいのかなって思って。やっぱり好きな人と歩くなら、それなりの格好をした方がいいと思うし、気を利かせた何かをした方がいいのかなとか……兄さんならそこらへん詳しいと思って……」



 今回、不本意ながらこの人に聞いたのには訳がある。
この人は身内贔屓を差し引いても格好良い。とてつもなく。途方も無く。
そして、恋愛経験も豊富だ。多分。


 高校時代なんか格好良くてモテて勉強出来るから、勉強しか出来ない馬鹿に殴られて謹慎処分を受けていたこともある。
この人も自分の興味のないことに関しては意外と鈍いから、そこらへん分かってなかったようだ。
教えようとしなかった俺も大概性格が悪い。ヤツの前では頼りない弟でいようと誓っているのだ。


 そして、電話の相手はふっと馬鹿にしたように笑った。



『なんだ、そんなことか』

「そんなことかってあっさり言われると、悩んでる俺って一体って思うんだけどな……」

『悪い悪い』



 本っ当に失礼な男だ。こっちは寝られないくらい真剣に悩んで最後の手段で電話したっていうのに。
そう馬鹿にしても結局ちゃんと答えてくれることを知っているから俺もこの人に相談したのだろうけれど。



『服装は普通の格好でいい』

「普通の格好っていっても……ジーンズにTシャツとかそんなのだよ?」

『それでいいって。下手に気張った格好すると、かえって違和感出るしな』



 そういうものなのか。流石モテて経験豊富な男は言うことが違う。
じゃあ、服装は決まった。



『それと、お前は元々クソがつくほど真面目だから、いちいち気を利かせるようなことはしなくても大丈夫だ。素で行け、素で。お兄様が保障するから安心しなさい』

「兄さんに保障されてもなぁ……」



 全くこれは当てにならない。ヤツの前では猫を被っているのだから。
ヤツの話はまだ続く。



『最後に、お兄様からのアドバイスだ』

「アドバイス?」

『イベント事は雰囲気でいろいろ細かいことがどうでもよくなる傾向がある』

「……はぁ」

『だから、今日くらい少し強引に行動してみろ』

「強引って……そんなこと出来ないですよ。相手は小悪魔なんだよ?無理です、無茶です、無謀です」



 彼女を思い出す。触れようものなら……想像したくない。
想像でも出来ないのだから、きっと現実はさらに難しいに決まっている。
かなり無理で無茶で無謀だ。というか、ほぼ望みが無い。



『無理でも無茶でも無謀でもいいからやれ。俺の弟だ、出来ないはずが無い!』

「兄さん、割と無茶苦茶な断言だよそれ」


 
 自分に出来るからと言って、こっちに押し付けないでもらいたい。
でも、実は知ってるんだな。今現在、この人は振られ続けているらしいということを。
きっと二の足踏んでいるだろうといることも。
全然人のこと言えないじゃないか。



『出来ないんだったら別にいいけどな、後で絶対後悔するぞ?後悔してる奴を俺は周りで何人も見てるから間違いない』

「………」

『まあ、頑張りたまえ、我が弟よ』

「……善処します」



 後悔だけはするものか。そう思いながら電話を切る。
そして、兄さんも頑張りなよ、と電話に向かって呟いてみた。


 外は快晴。夕方になれば絶好の花火日和。

 後悔だけはするものか。

 出会えたこと。一緒にいられること。全部全部。




 それが待ち合わせ6時間前の出来事。



Fin

: 恋愛シリーズ : comments(14) : - : posted by 彩世(あやせ)
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Comment








あぁ更新時間の関係で閲覧が1日、2日ズレただけなのに、
いつの間にか新しい企画が立ち上がってるじゃないですか(汗)
もうなんか出遅れた感丸出しなんですけどオレ(涙)

今回は多くはコメントせずに静観しようかと思います。
posted by しゃけ : 2006/07/17 10:55 PM :
うまく繋がったねー!!!兄弟よ!!(笑)
いいなあ、この兄弟。
本当にいい設定持ってきたなあww
ああ、なんで「彼女」が絡んでないんだああああ。
苦労するんですけどね。

ランキングは叩き割っておこう!
柴犬より不良に移り気になりそうになったのは秘密ですw
posted by 綾瀬 : 2006/07/17 10:57 PM :
本当に書きやがりましたのことねっ(あわあわ

結局兄弟似たもの同士な感がひしひしと・・・・w
不良少年を気に入ってくれて、さらに作品に登場させてくれてありがとー。
今度は上手く彼女サイドとリンク出来る様に考えをめぐらせてみるよっ!
えーっと・・・・轟けオラの想像力!!(意味がわからん

ランキング蹴り飛ばして逃亡させてもらいまーす。
posted by yumi : 2006/07/18 12:04 AM :
だから 少年は彼女の手を握るのか〜
納得。
posted by 由子 : 2006/07/18 12:27 AM :
今までの恋思全部ワードに移して
印刷しましたよ・・・
明日全部読んでみます

俺も外伝書いてみようかな?暇があったら・・・
研究の進捗状況次第なんで期待しないで下さいね。
posted by ヒロリン : 2006/07/18 1:33 AM :
なんかだんだん厚みが増してきた感が・・・
もち続編希望です。
書く才能のないおいらは読みまくってます(笑)
posted by naoto : 2006/07/18 10:59 AM :
おお、柴犬少年の兄ちゃんが出てきてる。
これが外伝に出てきた身内って奴ですね。あとで読みに行ってみないとな。
兄ちゃんかっこいいんだね。でもちょっと抜けてるところが憎めないですね。

兄ちゃんの進言で、柴犬少年は決意を秘めて柴犬からチッコイけどぶっとい足のハスキー犬くらいに成長したんだね。(ってわけわからんね)
ちょっと頼りがいが出てきたということで。

また広がることを期待してます。
posted by さくらみかん : 2006/07/18 10:59 AM :
しゃけさんへ

乗り遅れちゃいましたか。
いやいや、今から読めば全然乗り遅れてなんかいないですよ。
今回も楽しい企画になりそうですよ?
ちなみに私はとっても楽しいです!

それにしてもこのコラボ企画はいつも唐突に始まりすぎなんですよ(笑)
前日とかにちょろっと宣伝とかすれば良かったんですけどねぇ。
でも、今回は綾瀬ちゃんから始まったのでこっちとしてもビビリましたよ。
この話書かれると私も書かなきゃいけないような気がするんですよね。

この企画の行く末見守ってあげてくださいw
posted by 彩世 : 2006/07/18 11:20 PM :
綾瀬ちゃんへ

ちゃんと繋がってた?
大丈夫だった??
いや、うん。
なんつーか、喰われそうだった(汗)
不良少年に(笑)
いいよねぇ、美男子兄妹だよ?

「彼女」絡んできたらそれはそれで苦労するんだからさ。
そんなに羨ましがるなー。
きっとyumiさん何かやるって(笑)

ランキング叩き割ってくれて有難う。
そして、私も密かに不良少年大好きだww
posted by 彩世 : 2006/07/18 11:36 PM :
yumiちゃんへ

本当に書きやがりましたのことよっ!
だってあれは書きたくなるよー。
不良少年が柴犬少年のお兄様だなんておいしすぎるもの。

yumiちゃんが折角当社比10割増しで可愛く書いてくれた柴犬少年も
私にかかれば捻くれた少年さ。
そして、yumiちゃんが書いた不良少年がただの変な人になってしまうし。
今度は彼女サイドかぁ。綾瀬ちゃん頑張れーww
yumiちゃん期待してまーす♪

蹴り飛ばしせんきう☆
posted by 彩世 : 2006/07/18 11:55 PM :
由子さんへ

最初『恋火』書いたときはここまで考えてなかったんですけどね。
『もう一つの恋火 サブストーリー』のおかげでこんな理由付けがあとに出来ました(笑)

でも、上手く繋がって良かったと思います。
posted by 彩世 : 2006/07/19 12:01 AM :
ヒロリンさんへ

え!?
全部ワードに移して印刷しちゃったんですか!?
まーじーでー(汗)
これ印刷するほどのものじゃないですよー。
でも、読んでいただけるのはとっても嬉しいですw

暇があったら是非書いて欲しいです!
あ、もちろん無理にとは言いませんよ?
ちょっぴり期待してますw
posted by 彩世 : 2006/07/19 12:13 AM :
naotoさんへ

厚み増してきましたか?
そう思っていただけると書いた甲斐があります。

続編希望ですか。
今のところ予定は未定としか言いようがないですが
気長に待っていただけると嬉しく思いますw

今回も外伝書いてくださる方がいらっしゃるようなので
そちらも楽しみにしてみてくださいね!
posted by 彩世 : 2006/07/19 12:21 AM :
さくらみかんさんへ

あら?まだ読んでなかったんですか。
多分、読まなきゃこの番外編は楽しさ半減ですよ。
是非是非読みに行ってください。

お兄様格好良いんですよ!!
抜けてますか?
あちゃー、それは私の力量不足です。
全然抜けてるような人物じゃないですよ。

柴犬少年は柴犬のままです。多分。
恋火のときですからねー。
恋思で柴犬少年って言われちゃってますから。
まだまだ成長しますよ、きっと。

私もこれから広がることを期待してますw
posted by 彩世 : 2006/07/19 12:29 AM :
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