天然と計算のあいだ。
自分らしく、いこうよ。

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緊急コラボ企画第2弾!『恋思』
どうしましょう、やっぱりまた出来てしまいました。

今からドッキドキです。

むしろバックバクかもしれない、彩世です。



綾瀬ちゃんが前書きという名の言い訳をやってたので

私もそれパクってやります。


今回の発生地は『君の詩は僕の歌

彼女の話、「恋火」の続編。

少年は話には出てきますが、実際には出てきてません。

はっきり言って単発で楽しめます。

彼女視点は切ないですね。

で、見てたらとっても柴犬少年が書きたくなってしまった。

あぁ、どうしよう。

というか、「柴犬」という表現が出てきた時点で彼女から「書け」と言われてるような気がしましたさ。

でもさ、やっぱり雰囲気とかあるじゃないですか。

彼女独特の。

それを壊しちゃいけないかなぁとか思って、昨日の記事に書いてもいいかと載せてみたら


書け、と。


命令されたので。

書くことになりました。

もちろん嫌々書いているわけではありません。

とっても楽しく書かせて頂きました。

いい作品かは別として。


まず、彼女視点から読んでください。


『恋思』



そして、後半は少年視点の『恋思』

読んだら感想お聞かせくださると嬉しく思います。

 





 ゆらゆら、ゆらゆら。




 この気持ちはどこまで進んで、いったいどこへ辿りつくのだろう。
終焉はあるのだろうか。
今はただつき進むだけ。



―――――それが例え、一方通行でも。



恋思




 うーんと思いっきり伸びをする。
やっぱりこの開放感は好きだ。これで、心置きなく夏休みに入れる。
あの人は今頃なにをしているのだろう。
大学生はまだテストだと言っていたような気がする。
テスト勉強でもしているのだろうか。
連絡なんてしようものならきっと、いや、絶対に無視されるに決まっている。
ただでさえ素っ気無い彼女だし。




「おい、そこの間抜け面」

「それは俺に言ってるのかな」

「決まってるだろ、馬鹿面」



 あー、うるさいのが来た。せっかく、彼女のことを考えていたのに。



「テストどうだった?」


 
 今、丁度終わったテスト。
絶対聞かれないことはないだろうテスト後の教室という空間。
それぞれ思い思いに開放感に浸っていて、ざわざわと落ち着かない。
テスト後にくる夏休みというお楽しみに浮かれる者や、テストの結果次第では補習というおまけに怯える者。




「そこそこ」

「うわっ!こういうときは嘘でも出来なかったって言うものじゃないのか」

「お前にそういうこと言う必要はない」

「あ、あれだ!あの黒髪美人に教えてもらったんだろ」



 それだったらどんなに良いか。
彼女はそんなことしてくれない。とっても気まぐれ。
たまに難問を出してくるだけ。答えどころかヒントさえも教えてくれない。
鞄に入ってる洋書を思い出してため息が出てくる。


 ちなみにテストは普通に勉強したのだ。
年上で美人、さらに頭も良い、そういう相手となると馬鹿じゃいられない。
多分、これは俺の精一杯のプライド。というか、意地。



「前途多難のようだね」


 にやにやと笑っている。
実際、それが本当だから余計に腹が立つ。



「うるさい」

「おー、こわ。だったらもう違う子にすれば?」

「はぁ?」

「いや、お前モテないわけじゃないだろ。黒髪美人より簡単に付き合える奴ならたくさんいる。」

「絶対無理」

「なんで」





 なんでって、それは―――――捕らわれているから。


 なににって、それは―――――彼女という名の鎖。




 もう、どうすることも出来ない。引き返すことは出来ないのだから。



 はぁ、と一つため息が聞こえた。


 
「お前って不器用だよな。もっと上手くやれるはずなのに」


 
 やっぱり悪友はにやにや笑っている。だけど、少し苦笑に近い。
そう思うのも仕方がないと思う。自分でもそう思うし。



「そこは否定はしない。けど、後悔もしてない」

「おー、言うねぇ。と、こ、ろ、で。これは何かな?」


 
 ふと見ると、目の前には鞄に入っていたはずの洋書。
慌てて鞄を確認した。入っているはずがない。そりゃあそうだ。やつの手にあるのだから。



「返せ」

「お前が洋書ねぇ。しかもとってもファンシーなものをお選びで」



 題名は『Alice In Wonderland』
ファンシーと言われるのも頷ける。学校なんかに持ってくるんじゃなかった。



「返せ」

「そんなに大事なんだ?」

「それはもう」


 
 大事なんてものじゃない。宝物だ。
彼女から初めて形として貰ったもの。大事じゃないはずがなかった。
というか、やつに触られると穢れる。さっさと取り返さなければ。



「………いい加減にしろよ?」

「わーったって!そんなに怒るな。ったく、いつもはヘラヘラしてるくせに……」



 とかぶつぶつ言いながらやっと手元に返って来た。



 これは少しだけ彼女に近づけたと思った大切なもの。
相変わらず、彼女は素っ気無くて、綺麗で、可愛くて、余裕で、誰よりも愛しい。
もっと近づきたい、でも近づけない。

 俺が変わったのは外見だけ。中身はちっとも変わらない。



―――――変わりたい。



 少しでも、彼女に近づけるように。

 少しでも、彼女につり合うように。

 少しでも、彼女と一緒にいられるように。




Fin

: 恋愛シリーズ : comments(21) : - : posted by 彩世(あやせ)
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Comment








ほっほ〜、そう来たか。

なんかうで上がったんじゃない?
突き進むだけ。たとえ一方通行でも。
捕らわれている ― 彼女という鎖

痺れたね。
少年が少年から一歩抜け出そうとしている感が出てるよ。
大人への一歩を踏み出して、違和感と不安の中でも、彼女を目指して成長しようとしているひたむきさが、大人の女の心をくすぐるよね。

恋思 これも 伝播していくのでしょうか?

わたしは今回は本当に伝染らないように気をつけたいと思います。
すでにお題でアップアップ中だから。

でもどこかでまた広がるんだろうな。
それを見守っていきたいと思います!!
posted by さくらみかん : 2006/07/16 11:25 PM :
柴犬少年万歳!!

やっぱり、彼にはこれから頑張ってもらわないとw
色々・・・・そりゃあもう色々(笑)

いいねえ。
前回より格段に文章が上手くなってる!
フレーズがきいてくる!!

彩世ちゃん流石だよ。君らしくて、そしてそこがヒット!!
やっぱりこの二人は二人で書かないと完成しないよねww
posted by 綾瀬 : 2006/07/17 12:10 AM :
柴犬少年きたきたーヽ(´ー`)ノ

私の心の叫びが届いたようで嬉しいです。ええ、とっても。
前回は彼女とのやり取りだったので、柴犬少年があわあわしている感じがあったわけだけど、今回は柴犬少年の普段の生活の様子からだから、随分と雰囲気が変わったね。

柴犬少年かわいいぞー。

もう大活躍してくれっ!!

ランキングぼこすか殴って帰りまーす。
posted by yumi : 2006/07/17 12:26 AM :
このお話を読んでいるとき
ラジオからは、福山雅治の「milk tea」が流れていました。

 愛される明日を夢見る もうこの心 ぜんぶあなたのもの

 あなただけのもの (引用)

少年の心を代弁しているようでビックリしました。
いい仕事してるわ〜。ウチのラジオ(笑)


「思う恋」と書いて「恋思」
お互いの「思い」が、何とも切ないですね…。
posted by 笑花 : 2006/07/17 12:26 AM :
柴犬少年と自分がかぶる〜。
相手を自分のものにしたいと思いつつ、心が捕らわれてしまっているんだな。

私も変わりたい…
posted by puriri : 2006/07/17 1:09 AM :
由子 入る余地なしです
前回より 更にコラボっていますね
悔しくて お酒が飲みたくなりました
(いつもですが)
posted by 由子 : 2006/07/17 1:43 AM :
こちらにコメントは初めてですね、どうも先日はご来訪有り難う御座いました。

良いですねぇ、柴犬少年(・ω・ *)
前回の『恋火』もこっそり読ませて頂いてましたけど、やっぱり「あやせ」さんはこういうセンスあるんですかねぇ?w

みんな生きてるんだなぁ、なんて無駄に考えてしまいました(ぇ。
posted by 雪城樺月 : 2006/07/17 2:49 AM :
ばっきゃろー、こんちくしょう。おい、おかみ!冷酒もう一本。

「あんたぁ……、もうやめときなって」

飲まなきゃやってられるかよ!ごちゃごちゃ言わずにもってこい!

「ったく。はい!これが本当の最後だよ!」

わーかったよ。ったくけちなおかみだぜ。

はぁ……。俺も変わりてぇ……。

以上、居酒屋で引き続きわめき続ける「山本」でした。

外伝を書いてみようと思ってます。でもたぶん「山本」はでてこないと思います。
posted by yacchiman : 2006/07/17 11:55 AM :
いやあ、やっぱりお二人のコラボは素晴らしいです。

捕らわれの鎖---・・なんて頑丈そうな!
網でもなけりゃ籠でもない。

この心理描写好きです。

変わりたいと思いつつ知らぬ間に変わっていくのが少年 。
posted by sasori : 2006/07/17 1:27 PM :
ご報告です
この度の「恋火」「恋思」に刺激されて
本編とはほぼ関係ない 私の昔話を書くことにしました
1回で終わるかもしれませんが 一応連載するつもりです

そこで 「恋火」「恋思」本編のみ 該当記事にリンクしております
不都合があれば 遠慮なく言ってくださいね
本文中 綾瀬ちゃんは「綾瀬」呼ばわりで何度も登場し 彩世ちゃんの名前は出てきませんが
読んで頂けたら 必然的にそうなることを お分かり頂けると思いますww

*注)これは外伝じゃないよん
posted by 由子 : 2006/07/17 7:36 PM :
さくらみかんさんへ

ちょっと予想と外れましたか?
こんな感じに仕上がりました。

うで上がりましたか?
一緒にコラボやる相手が凄いから私も変な文章書けないのですよ(笑)
上がったと言って貰えると嬉しいです。
やっぱり読みやすいのがいいですからねぇ。

つき進むだけ 例え一方通行でも
捕らわれている 彼女という名の鎖

少年の心情を意識して書いてみました。
こういうフレーズは頭にポンと浮かぶのですよ。
それが活かされていたようで良かったです。

今回は彼女が出てこないので意外と冷静な少年だったようです。
彼女と堂々と隣にいたい。
多分そういう思いが大人への一歩を進んでいるのでしょうね。
だんだんと成長していって欲しいと思います。

『恋思』これも外伝書いてくれる人がいるようです。
これでまたブログの輪が広がってくれたらいいなぁと思います。
さくらみかんさんももし時間があれば見守るだけではなく
是非書いていただきたいですー。
あ、全然無理にとは言いませんから!
posted by 彩世 : 2006/07/17 11:02 PM :
綾瀬ちゃんへ

柴犬少年ちゃんと柴犬になってたかしら?

少年頑張るかなぁ。
頑張ってもらわないと動かないけどねぇ(笑)
むしろ、彼女の心情の変化に期待ww

前回より良くなってる?
それは良かった。
流石に貴方とコラボやるにはレベルアップも必要ですよ。
フレーズ効いてますかね。
綾瀬ちゃんには負けますけどね!!

っていうか、これは一人書いたら書かなきゃダメなような気がして。
やっぱりこの二人は二人で書いて完成しなきゃかな!
posted by 彩世 : 2006/07/17 11:24 PM :
yumiちゃんへ

柴犬ご所望のようで(笑)
期待に副えましたかしら?

キミのね、心の叫びは十分届いたよ!
命令だしね。
書 け 。 と。
書きましたさ。
綾瀬ちゃんも書いてるし、書けと言うし。

彼女といると少年はあわあわしてしまうのです。
普段は意外と冷静・・・なのか?
とりあえず、そんなにあわあわしてないね。
少年も変わりたいと思っているみたいだけど、彼女を前にするとあわあわしそうだけどねぇ。

柴犬少年かわいがってくれてありがとー!

大活躍は彼女次第!

そして、勝手に不良少年との会話あぷー!!!
不良少年キャラしっかりしてて喰われるかと思ったっ!!

ランキングぼこすかありがとう!!!
posted by 彩世 : 2006/07/17 11:39 PM :
笑花さんへ

これを書いているときは無音状態だったんですが、
この歌詞、少年の心情にぴったりですね!

もうこの心 ぜんぶあなただけのもの

このフレーズなんか本当にそのまま代弁しているようです。
いい仕事してますね!
笑花さんとこのレディオ!!(笑)

今回の「恋思」はお互いの思いがすれ違っていて、
でも、お互い相手のことを思ってる。
「恋火」では少年も彼女も可愛い感じでしたが、
今回は切ないものと感じる人も多いのかもしれません。
posted by 彩世 : 2006/07/17 11:46 PM :
puririさんへ

柴犬少年がかぶりますか。
相手に好きになってほしい。
だけど、その前にもうその人に捕らわれてしまっている。
相手に近づけるにはどうすればいいか。
少年はまだまだ成長過程です。

puririさんと王子の進展、期待してます。
posted by 彩世 : 2006/07/17 11:50 PM :
由子さんへ

いやいや、入る余地ありまくってますよ。
前回よりコラボってますか。
彼女とコラボ続けるには自分もレベルアップしなければ
とてもじゃないけどついていけません(笑)

全然悔しがることないですよー。
もう一杯一杯ですから。
お酒は飲みたくなります。これUPしたら飲みたくなりました(笑)

そして、「恋火」「恋思」に刺激されての思い出話ありがとうございます。
素敵でした。
これからも続きそうなので期待して待ってます。
なんとも切ない感じがします。
posted by 彩世 : 2006/07/17 11:56 PM :
雪城樺月さんへ

コメントありがとうございます。
そして、素敵な小説読ませていただき有難うございました。

柴犬少年、意外と人気高いですねー(笑)
書いてる本人そんなにいいとか可愛いとか思って書いてません。

『恋火』も読んでいただいていたなんて!
嬉しいです!本当に。
私にはそういうセンスはまったく無いと思われますが、
綾瀬ちゃんは素晴らしいものを持っていると思いますよw
私はついていくので一杯一杯です(笑)
それに、樺月さんも素晴らしい小説を書かれていたではないですか!!

いろいろ考えれる作品になってくれて嬉しく思います。
半分以上綾瀬ちゃんのおかげですww
posted by 彩世 : 2006/07/18 12:07 AM :
yacchimanさんへ

あ、山本さん出張有難うございます(笑)

お酒はほどほどにしないとこの歳になったら次の日が大変ですからね。

っていうか、これ本当にコメントじゃなくて記事にしてしまえばいいのに(笑)
ショートショートみたいな感じで山本さん。

また外伝書いてくれると言っていただきありがとうございますw
嬉しいなぁ。
匠が書く外伝はいつも楽しみです。
普通にいっつも楽しみなんですけれども。
それでも、なんだかブログが繋がってる感じがしてこの企画はやっぱりいいですねぇ。
posted by 彩世 : 2006/07/18 12:17 AM :
sasoriさんへ

コラボ気に入ってくれてありがとうございます。
そう言ってもらえるとまた続編も書くかもしれないですよ?

捕らわれの鎖、籠はちょっと考えたんですが、
一番しっくりくるのがこの表現でした。
なんだか頑丈そうですよね。
そして、なかなか外れなさそう。
そのくらい彼女に気持ちが行ってるってことを表したかったのです。

心理描写が好きと言われるほど嬉しいものはないですね。

変わってないと思いながらも違う人から見ると変わってきてるようです。
これが成長というもの。
まだまだこれからです、柴犬少年は。
posted by 彩世 : 2006/07/18 12:23 AM :
実はコラボ企画はじめから愛読しちゃってたんですが
初☆感想コメントです♪(o^∇^o)ノ
なんかもう「小説家」さんみたいです!
なんかするする〜っと文章が入ってきます

みなさん言ってますがいっそのことデビューしちゃってください☆
posted by たえぽっぽ : 2006/07/20 1:47 PM :
たえぽっぽさんへ

え、コラボ企画のはじめから読んでくださっていたんですか。
ありがとうございますww

いやいや、全然「小説家」さんみたいではないですよ!
こんな文章で小説家になれたら苦労しませんって。
でも、するする〜っと文章を読んでいただけているというのは素直に嬉しいです。
そういう文章であればいいなぁと思って書いたので。

デビューは無理ですよー。
ブログで書くだけで十分です。
テスト終わったらまたコラボやるので読んでくださると嬉しいですw
posted by 彩世 : 2006/07/20 2:23 PM :
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